展覧会・講演会

藤田弘基遺作写真展「仏教美術の源流―ガンダーラからチベットまで」

藤田弘基遺作写真展は、5月29日から7月26日まで福光美術館(富山県南砺市)と利賀村「瞑想の郷」で開催中です。

山岳写真家として著名な藤田弘基は、インド・パキスタン・ネパール・チベットの仏教美術に魅せられ、撮影した写真は5000点を超えている。今回は生前から親交があった利賀村「瞑想の郷」主任学芸員田中公明が100点余りの代表作を厳選し、日本に至る仏教美術の源流が一望できるようにする。


藤田弘基について

1939年、東京新宿に生まれる。1966年以来、ユーラシア大陸の山岳地帯で繰り広げられている数々のドラマを大型カメラで取材、出版し、写真展を開催してきた。
1980年、ラダックのアルチ寺での出会い以来、ダライラマ法王の人柄に魅せられ、インドのダラムサラやムンゴット、スイスなどで、法王を取材。とくに1984年の第5回来日に際しては、随行カメラマンとして密着取材した。
2001年、NHKスペシャル「星明かりの秘境カラコルム―山岳写真家藤田弘基の世界」が放映された。
2005年、岩手県宮古市新里生涯学習センター「玄翁館」に藤田弘基常設写真展示ホールがオープンした。
2012年、咽頭ガンのため永眠。