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田中公明の著書(現在も入手可能なもの)
『曼荼羅イコノロジー』315頁 平河出版社(昭和62年8月・平成元年改訂重版・3年改訂3版・4年増補改訂4版・6年改訂5版・7年6版・11年改訂7版)
コメント:一般向けの概説書。現在まで8刷を重ね、累計1万部の超ロングセラー、曼荼羅の入門書として、今日でも広く読まれている。
『超密教 時輪タントラ』242頁 東方出版(平成6年12月・7年重版・18年3版)
コメント:インドで最後に成立した後期密教聖典『時輪(カーラチャクラ)タントラ』の教義と実践の歴史的発展を論じた、世界でも唯一の研究書。中級者向け。
『インド・チベット曼荼羅の研究』カラー口絵16頁+303頁 法藏館(平成8年8月)
コメント:インド・チベットの曼荼羅についての研究書。上級者向け。
『性と死の密教』257+索引13頁 春秋社(平成9年5月)
コメント:オウム真理教事件が起こった時、宗教学者やジャーナリストが、インド・チベットの密教について、あまりにも無知で、かえって世間に誤解を与えているのに驚いて書くことにした。1996年に東京大学文学部インド哲学科で行った講義をまとめたもの。中級者向け。2011年四月に、春秋社からオンデマンド再版(限定50部)された。
『活仏たちのチベット−ダライ・ラマとカルマパ−』210頁 春秋社(平成12年4月・7月重版) コメント:チベット仏教の活仏転生制度についての入門書、平成12年のダライラマ14世訪日にあわせて出版、読売・東京の各紙に紹介され、たちまち重版。一般向け。
『敦煌 密教と美術』カラー口絵8頁+292頁 法藏館(平成12年10月)
コメント:シルクロードのオアシス都市敦煌に栄えた密教に関する研究書。現在、中国四川大学蔵学研究所で中国語版を準備中。上級者向け。
『図説 チベット密教』282頁 春秋社(平成24年)
コメント:平成8年までに4刷を重ねた『チベット密教』の増補改訂版。一般向け。
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第1巻(227頁) 臨川書店(1998年9月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第2巻(229頁) 臨川書店(2000年4月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第3巻(227頁) 臨川書店(2001年3月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第4巻(247頁) 臨川書店(2003年6月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第5巻(232頁) 臨川書店(2005年12月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第6巻(266頁) 臨川書店(2012年3月)
『チベット仏教絵画集成−タンカの芸術−』第7巻(266頁) 臨川書店(2015年7月)
コメント:2015年まで田中が学術顧問を務める韓国ハンビッツ文化財団所蔵のタンカのカタログ。全7巻が刊行され、世界最大のシリーズとなった。中級者向け。
『タンカの世界−チベット仏教美術入門−』(132頁) 山川出版社(2001年3月)
コメント:昨年、日本各地を巡回した「タンカの世界」展の公式カタログ。チベット仏教美術についての日本で初めての概説書。展覧会が好評だったため、たちまち重版。2003年5月 15日に3版が刊行された。一般向け。
『両界曼荼羅の誕生』春秋社(226頁) 春秋社(2004年8月)
コメント:田中公明が2001年から慶應義塾大学文学部で講義してきた「曼荼羅の歴史的発展」のエッセンスを、一般読者にもわかりやすくまとめた。初版完売したが、オンデマンドで入手できる。一般向け。
『曼荼羅グラフィクス』(136頁) 山川出版社(2007年4月)
コメント:コンピュータ・グラフィクスによる世界初のチベット系曼荼羅の図像データベース。110点の曼荼羅の一々には、著者の解説が付されている。仏教美術だけでなく、デザインやグラフィックアート関係者にも参考になる。一般向け。
Mitrayogin's 108 Mandalas, An Image Database(136頁) Vajra Publications [Kathmandu](2013年3月)
コメント:『曼荼羅グラフィクス』の英語版。
『両界曼荼羅の仏たち』226+索引16頁 春秋社(2017年9月)
コメント:慶應義塾大学の秋学期の教科書『両界曼荼羅の誕生』が初版完売したので、代わりの教科書として書いた。両界曼荼羅に描かれる一々の尊格について、来歴や図像を詳しく解説している。一般向け。
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